不二家のずさんな衛生管理を巡るＴＢＳの情報番組「みのもんたの朝ズバッ！」での報道に対し、不二家側が「事実と異なる」と指摘していた問題で、ＴＢＳは１８日、同番組の中で、誤解を招く内容があったとして謝罪した。
放送は、午前６時４０分過ぎから１分間行われた。
アナウンサーが、＜１＞出荷されたチョコレートが小売店から工場に再び戻るとした内容は、証言者が伝え聞いたもので事実との確証はなかった＜２＞１０年以上前に勤務していた元従業員の話を、最近のことと誤解されかねない形で紹介した＜３＞回収したチョコレートと牛乳を混ぜ合わせたと断定したのは正確性を欠いた——などと謝罪。
その上で、法律家が証言者に面談するなど調査したが、ねつ造、やらせの疑いはなかったとの報告を受けた、と付け加えた。
今回の放送について、不二家の「信頼回復対策会議」の郷原信郎議長は、「全体として『申し訳なかった』という感じは受けた。ただ、どの事実に間違いがあったのか明確ではなく、不二家の名誉が回復されたとは言い難い」としている。
ＴＢＳ広報部の話「正確性を欠いた部分をおわびした」
http://www.yomiuri.co.jp/entertainment/news/20070418it03.htm