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2007年04月14日(土) 22時34分

米大統領側近ら、自動保存メール500万通「消失」が発覚読売新聞

 【ワシントン=貞広貴志】ブッシュ米大統領の懐刀であるカール・ローブ大統領次席補佐官らが、ホワイトハウスでなく共和党のアドレスを使ってやり取りした最大500万通ものメールが消失していたことが判明し、イラク政策で苦境に立つブッシュ政権をさらに揺さぶっている。

 メール記録の消失は、ブッシュ政権が民主党寄りの連邦地検検事正を政治的理由で解任した疑惑を議会が調査する過程で発覚した。共和党全国委員会からアドレスと通信機器の提供を受けた50人の高官のメール記録は、2004年以降、自動保存される設定になっていたのに、サーバーから消えていた。

 ホワイトハウスのペリノ副報道官は13日、データ消失を認める一方で、「意図的にデータ消去した証拠はない」と主張した。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20070414-00000213-yom-int