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2007年04月12日(木) 12時02分

新潟・店舗破り:窃盗のセコム元課長に実刑−−地裁判決 /新潟毎日新聞

 顧客の事務所などに侵入し現金を盗んだなどとして窃盗、建造物侵入などの罪に問われた警備会社「セコム上信越」(新潟市)の元顧客サービス課長、伊藤利一被告(39)に対する判決公判が新潟地裁であり、大谷吉史裁判官は11日、懲役2年10月(求刑・懲役4年)を言い渡した。
 判決などによると、伊藤被告は04年4月〜06年5月、少なくとも28軒の店舗や事務所に侵入し、現金や商品券など総額約620万円相当の金品を盗んだ。05年3〜4月ごろからは警備装置の電話回線を切断して異常信号を遅らせる手口で犯行を繰り返したという。
 大谷裁判官は「警備システムの知識を悪用し、警備会社の失った社会的信用を考えると刑事責任は軽くない」と断じた。【岡田英】

4月12日朝刊

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20070412-00000093-mailo-l15