東京都の都税職員をかたる男から「還付金がある」と電話を受けた女性が約１００万円をだまし取られたことが分かった。都には同様の相談が昨年度４４０件寄せられており、「不審に感じたら、最寄りの都税事務所に連絡してほしい」と呼びかけている。
都によると、１２日午前、荒川区の女性（７２）宅に都主税局の還付担当の職員をかたる男から「医療費の還付金がある」と電話があり、銀行名や預金残高などを聞かれた上、「近くのコンビニに行って欲しい」と求められた。女性はコンビニ到着後、指示された携帯電話の番号に連絡し、男が言うままに現金自動出入機（ＡＴＭ）を操作するうちに、預金残高のほぼ全額の約１００万円を振り込んだという。
http://www.asahi.com/national/update/0412/TKY200704120283.html