陸上自衛隊下志津駐屯地（千葉県）の２等陸曹（３７）の私物パソコンから３月下旬、内部情報がインターネット上に流出していたことが分かった。ファイル交換ソフトを入れた私物パソコンがウイルスに感染し、流出したという。防衛省も情報流出を確認しており、「秘」指定の情報は含まれていないが、流出の経緯を調査した上でこの２曹を処分する方針。
陸自によると、流出したのは陸自松戸駐屯地（千葉県）内の武器庫の配置図などの内部情報。
昨年２月に海上自衛隊隊員の私物パソコンから「秘」情報を含む内部情報が流出したのを受け、防衛庁（当時）は私物パソコンから業務データを削除するよう事務次官通達を出していた。２曹は通達に違反していたことになる。
防衛省をめぐっては、海自の２等海曹が同じ通達に違反してイージス艦の情報を自宅パソコンに保存していた問題が発覚しており、自衛隊内で情報管理が徹底されていない実態が改めて浮き彫りになった。
http://www.asahi.com/national/update/0409/TKY200704090308.html