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2007年04月07日(土) 18時48分

北米でペットフード大規模リコール 犬ネコ数百匹犠牲か朝日新聞

 北米でペットフードの大規模リコールによる混乱が広がっている。大手メニューフーズ(本社・カナダ)が3月、6000万食の缶詰のリコールを発表したのに始まり、5日は犬用ビスケットにも広がって、リコールされたペットフードは100種類を超えた。米メディアは獣医師団体の推計として数百匹の犬とネコが死んだ可能性があると報じている。

 米食品医薬品局(FDA)によると、腎臓障害など犬とネコの異常を訴える報告がFDAに1万件以上寄せられた。

 FDAは、原料として使った中国産の小麦グルテンと、ペットフードを食べたペットの尿などからメラミンが検出されたと発表した。メラミンは樹脂として使われ、一部の国で肥料の原料として使われることがあるという。ペットの死と直接結びついているかどうかは不明だとしている。

http://www.asahi.com/international/update/0407/TKY200704070180.html