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2007年04月07日(土) 23時01分

繁華街で「最後のお願い」=買い物客らに支持訴え−都知事選時事通信

 統一地方選前半戦の選挙運動最終日となった7日、知事選などの候補者は各地の街頭で「最後のお願い」に力を込めた。首都決戦の東京都知事選では、有力候補らが買い物客らでにぎわう繁華街に繰り出し支持を訴え、17日間の選挙運動を締めくくった。
 元足立区長で共産党推薦の吉田万三氏(59)は午後7時40分、若者が行き交う渋谷で最後の演説。「税金の使い方を大型開発から暮らし優先に切り替えることが必要」と声をからしながら訴えた。
 現職の石原慎太郎氏(74)は、江東区内の商店街を買い物客と握手をしながら練り歩いた後、新宿駅西口に移動。千人を超える聴衆を前に2期8年の実績をアピールした上で、「(五輪招致で)みんなで楽しい大きな夢を見ようじゃないですか」と訴えた。
 元宮城県知事の浅野史郎氏(59)は午後6時すぎ、支援者らが待つ新宿駅東口へ。民主党の菅直人代表代行らも応援に駆け付ける中、「(石原都政を)あと4年間我慢できるか。ガラス張りの都政、これが浅野都政なんです」と、声高に訴えた。
 建築家の黒川紀章氏(73)は、午前から多摩地域などを中心に精力的に遊説した。
 都知事選にはこのほか、発明家のドクター・中松氏(78)らも立候補している。 

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20070407-00000097-jij-pol