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2007年04月06日(金) 00時55分

発電所の不正改ざん計1万600件 電力各社朝日新聞

 電力各社が発電所のデータ改ざんをしていた問題で、電気事業連合会は5日、国に報告した不適切な事例は12社で計1万646件に上ったと発表した。このうち原発に関するものは455件で、北陸電力志賀原発1号機の臨界事故隠しなど法令違反で安全性にかかわる事案は計7件だった。

電力各社の不適切な事案

 内訳は水力8984件、火力1207件、原子力455件。各社で集計方法が違うために単純な比較はできないが、最も多いのは東京電力で3849件。

 この日、自民党の求めに応じて勝俣恒久会長(東電社長)が明らかにした。3月30日に国に提出した報告書では、同じ改ざんを毎年繰り返していた例などを1事案と数え、各社で合計306事案と報告していた。

http://www.asahi.com/national/update/0405/TKY200704050408.html