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2007年04月06日(金) 00時57分

携帯パケット通信、高額請求のトラブル増加読売新聞

 携帯電話のパケット通信料が高額になり、トラブルになるケースが増えている。

 5日、国民生活センターの調べで分かった。いくら使っても一定額となる定額料金制度を利用したのに、対象外の通信だったため120万円を請求されたケースもある。

 全国の消費生活センターに寄せられたパケット通信を巡る相談は2006年度(2月末現在)は754件で、前年同期比8%増えた。平均請求額は04年度には月約8万円だったが、06年度には約16万円と高額化している。特に利用額が増えるのは、携帯電話をケーブルでパソコンにつないでインターネットをした場合。定額制を利用していても、主な携帯電話会社は、パソコンと接続した通信は定額制の対象外としているからだ。

 就職活動中の女子学生は携帯電話をパソコンにつなぎ、ネットで情報収集していたらパケット通信料が120万円になった。20代の男性も同様に約6時間ネットをしただけで98万円に。海外での使用も定額制の対象外。30代の男性は日本で契約した携帯電話を海外でネットに接続したら、帰国後13万円を請求された。

 国民生活センターは、携帯会社に料金制度を分かりやすく説明するよう求めるとともに、利用者にも注意を呼びかけている。

http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20070405it16.htm