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2007年04月06日(金) 21時50分

去年の携帯契約数、KDDIの一人勝ち読売新聞

 電気通信事業者協会が6日発表した携帯電話3社の2006年度の契約数によると、新規契約数から解約数を差し引いた純増数は、KDDIが274万9800件と年度ベースで2年ぶりに首位となった。

 NTTドコモは147万7500件にとどまり、統計を開始した1996年度以降、最も少なかった。ソフトバンクモバイルの純増数は69万8600件だった。

 KDDIは、音楽などの配信サービスや、携帯電話向け地上デジタル放送(ワンセグ)に対応した機種の充実などで、若者を中心に人気を集めた。昨年10月に開始した「番号持ち運び制度」でも唯一、他社からの転入が転出を上回る状態が続いている。

 携帯電話全体の06年度の純増数は492万5900件と6年ぶりに前年度を上回った。年度末のシェア(市場占有率)はKDDIが前年度末よりも1・4ポイント上昇して29・1%に拡大し、ドコモは1・3ポイント低下して54・4%、ソフトバンクモバイルも0・2ポイント低下して16・4%となった。

 3月の純増数(月末時点)もKDDIは単月ベースで過去最高の53万件と、ドコモを約23万件上回って8か月連続で首位となった。3社が発表した3月の番号持ち運び制度の利用状況では、KDDIは転入が転出を14万8200件上回り、06年度の持ち運び制度による転入超過数は06年度の純増数の約30%を占めた。

http://www.yomiuri.co.jp/atmoney/news/20070406i114.htm