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2007年04月05日(木) 03時09分

兵庫県警巡査部長、捜査書類引き継がず…8年以上放置読売新聞

 兵庫県警の男性巡査部長(49)が、1998年に東灘署から機動捜査隊に異動した際、同署で担当した窃盗事件などの捜査書類を後任者に引き継がず、約8年半にわたり放置していたことが4日、わかった。

 捜査書類は昨年末に見つかったが、少なくとも十数件の事件で時効が成立しているとみられる。巡査部長は「私物とともに異動先に持ち込んだまま忘れていた」と供述しており、県警は巡査部長を処分する方針。

 県警によると、巡査部長は98年10月に同隊に異動した際、担当していた窃盗などの事件に関する被害届や証拠品を入れた段ボール箱1箱を、神戸市長田区の同隊の車庫の中に置いた。

 2001年11月に同隊から別の部署に異動した後も放置していたが、昨年末の大掃除の際、同隊員が箱の存在に気づいたという。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20070405-00000301-yom-soci