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2007年04月05日(木) 00時00分

弁護側「長女は過失致死」秋田児童連続殺害ZAKZAK

 秋田県藤里町の連続児童殺害事件で、殺人と死体遺棄の罪に問われた畠山鈴香被告(34)の第3回公判前整理手続きが5日までに、秋田地裁(藤井俊郎裁判長)であり、長女彩香ちゃん=当時(9)=に対する殺意を否認し、過失致死を主張するなどした弁護側提出の弁護方針について協議が行われた。畠山被告は出席しなかった。

 弁護側は先月末に裁判所、検察側に主張予定書面を提出。彩香ちゃん殺害については「誤って橋から落とした」と過失致死を主張して捜査段階での自白の任意性、信用性を争い、米山豪憲君=同(7)=殺害については心神耗弱を主張して精神鑑定を請求する方針を示していた。

 起訴状によると、畠山被告は昨年4月9日、藤里町の橋の欄干から彩香ちゃんを川に突き落として水死させ、5月17日には豪憲君を自宅玄関で首をひもで絞めて殺害。遺体を同県能代市の川沿いに遺棄した。

ZAKZAK 2007/04/05

http://www.zakzak.co.jp/top/2007_04/t2007040512.html