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2007年04月04日(水) 00時39分

関テレ検証番組、ディレクター「視聴率取りたかった」読売新聞

 関西テレビは3日午後10時から約1時間10分にわたって、検証番組「私たちは何を間違えたのか 検証・発掘!あるある大事典」を、フジテレビ系の全国ネットで放送した。

 千草社長は、この日の臨時取締役会終了後に収録に臨み、番組の冒頭で謝罪。この後、1月7日放送の「納豆のダイエット効果」を制作したスタッフらの証言を基に、捏造の実態を説明した。

 この中で、担当した孫請け制作会社「アジト」のディレクターが「とにかく視聴率を取れる番組にしたいとの思いから、捏造やデータ改ざんに手を染めてしまった」などと証言。渡米して米国の研究者にインタビューした際、「(期待した)20〜30%のコメントしかとれず、ショックだった。(吹き替えで)しゃべっていないことを言わせてしまった。面白くわかりやすく作っていくためには、仕方ない選択だった」と語った。

 一方、この問題でフジテレビ系列の各局に寄せられた電話などの苦情件数が、これまでに計1万6346件に上ったことが番組の中で明らかにされた。

http://www.yomiuri.co.jp/entertainment/news/20070403i115.htm