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2007年04月04日(水) 22時31分

「拝めば生き返る」=母の影響?「二女が」と長男ら−民家5遺体事件・福岡時事通信

 福岡県大牟田市明治町の永江茂夫さん宅でミイラ化するなどした5遺体が見つかった事件で、無職の長男(69)らが県警大牟田署の調べに対し、「父が死んだ時、二女に『家族が拝めば生き返る』と押し切られ、遺体を家に置いたままにした」などと説明していることが4日、分かった。
 長男らは「二女は神の道を信じる母の影響を強く受けていた」と話しているといい、同署は5遺体は永江さん夫妻らとみて身元の確認を急ぐとともに、死因を調べている。
 同署によると、長男らは「20年ぐらい前に父が死に、10年ほど後、1、2年ごとに母や長女ら4人が死んだ」「直近では約5年前に二男が死亡した」と説明。いずれも老衰や病死だったとしている。
 また、長男は「妹が両親の年金を受け取っていた」とも説明。一部の親族も受け取りを認めているという。
 調べでは、3遺体が見つかった玄関近くの6畳の和室には神棚があり、女性1遺体があった4畳半の和室にも、天井から神棚のようなものがつるされ、上に高さ約5センチの鉛製の大黒様の像が置かれていたという。 

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20070404-00000178-jij-soci