記事登録
2007年04月03日(火) 18時56分

新聞社の記事盗用、新聞倫理委が15社に警告YONHAP NEWS

【ソウル3日聯合】韓国新聞倫理委員会は3日、聯合ニュースや外信の記事を盗用した記事を掲載した新聞社に対する懲戒を下したことを明らかにした。先月28日に行われた月例会議で15社に対する警告を決定した。

 新聞倫理委員会は「盗用した記事47件のうち半分は出典がわかる記事で、聯合ニュースのほか、ニューヨークタイムズなど外信の内容をほぼそのまま、あるいはほとんどの部分を転載したほか、一部の文言を変えたり前後を入れ替えるなどし、写真も転載しながら出典を明らかにせず、まるで直接取材したかのように記者の名前まで明記している」と警告の理由を説明した。

 新聞倫理委員会はまた、報道内容が、直接取材した現地メディアや外信報道、該当政府や機関・団体などのサイトなどに依存しなくては把握できない内容にもかかわらず、記事の出典を明らかにしないまま記者の名前まで明記しているのは明白な盗用であり、著作権を侵害するものだとし、新聞倫理実践要綱第8条第2項の「他メディア報道などの盗用禁止」に抵触すると強調した。

 このほか、最近大学での論文盗用が社会問題になっていることにも触れ、こうした中で委員会の再三の指摘にもかかわらず新聞が記事盗用を続けているのは新聞の信頼性を落とすものであり、早急に改善すべき課題だと述べた。


「新聞読む人、政治知識が豊富」…新聞・インターネット・放送比較調査
ネット利用拡大にも新聞購読時間は短縮されず

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20070403-00000038-yonh-kr