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2007年04月03日(火) 08時02分

都知事選、石原氏リード 本社・FNN世論調査産経新聞

 産経新聞社とFNNの東京都知事選に関する世論調査や本社の取材によると、3選を目指す現職の石原慎太郎氏(74)が優勢で、元宮城県知事の浅野史郎氏(59)が追う展開となっている。投票する人を決めていない人や明らかにしない人も約5割おり、流動的な要素も残っている。

 自民、公明両党が実質的に支援する石原氏は自民支持層の約6割、公明支持層の4割以上を固めた。民主、社民両党の事実上の支援を受ける浅野氏は民主支持層の4割以上から支持を得ているものの、社民支持層では3割弱にとどまり、無党派層の支持でも石原氏にリードを許している。

 有権者が最大の争点と考えているのは「少子高齢化・福祉」で31・4%。「政治手法」(13・0%)、「五輪招致問題」(12・9%)が続き、こうした争点を重視する有権者は石原氏を支持する傾向が強い。ただ、東京五輪招致に賛成する人は29・5%にとどまり、「政治とカネ」「情報公開」を重視する有権者の間では、浅野氏への支持が石原氏を上回っている。

 元足立区長で共産党が推薦する吉田万三氏(59)は共産支持層の6割以上を固めた。建築家の黒川紀章氏(73)、発明家のドクター・中松氏(78)は支持が広がっていない。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20070403-00000000-san-pol