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2007年04月03日(火) 14時32分

関テレ社長に片岡常務、千草氏は取締役に降格読売新聞

 フジテレビ系で放送された情報番組「発掘!あるある大事典2」のデータ捏造(ねつぞう)問題で、番組を制作した関西テレビ放送(大阪市)は3日、引責辞任する千草宗一郎社長(63)の後任に、片岡正志常務(62)が昇格する人事を固めた。

 千草氏は取締役に降格となり、再発防止に向け近く発足する再生委員会を担当する。

 3日午後に臨時取締役会を開いて決定し、発表する。

 片岡氏は関西テレビ生え抜きで、管理部門や番組制作、報道など幅広い業務に精通しているとされる。今回の捏造問題に関与していないことが社長昇格の決め手となった。

 また、フジテレビ出身の出馬迪男(いづま・みちお)会長(70)は留任する。捏造問題の責任をとり、全役員が6月の賞与を全額返上するほか、出馬会長とコンプライアンス(法令順守)担当の山本紘専務は役員報酬の20%を3か月間返上する。

http://www.yomiuri.co.jp/entertainment/news/20070403it05.htm