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2007年04月01日(日) 01時11分

ネパールで自衛隊員が監視を行う予定のマオイスト・キャンプの現状を取材しました。フジTV

ネパールで自衛隊員が監視を行う予定となっているマオイスト・キャンプの現状を青木良樹記者が取材しました。

キャンプの中にあるマオイストの住まいは、ビニールと竹だけでできた雨風をしのぐのがやっとの粗末な作りとなっている。
この狭いスペースの中には、5人以上の兵士たちが暮らしている。
このキャンプには、およそ2,500人のマオイストの兵士がいて、ネパール国内には、こうした大きなキャンプが7カ所ある。
10年以上にわたって反政府活動を続けてきたマオイストが差し出した銃や爆弾などの武器は、隣接する国連ネパール支援団のコンテナに保管されている。
キャンプでの生活も、2006年12月から4カ月が過ぎ、政府から支給される食事などが滞ることがあり、不満の声は徐々に高まっている。
キャンプの司令官は「キャンプの状況はやっかいだ。腹を満たす食料が十分にない」と話した。
3月31日には、マオイストが閣僚に加わった暫定政権が新たに発足し、6月には、新憲法制定のための議会選挙が行われる予定となっている。
しかし、主義主張が異なる寄り合い所帯の政府内では、何が起きても不思議ではなく、今後、自衛隊が参加する国連支援団の役割が、さらに重要になるとみられる。
highlow highlow 2007/04/01 01:11

http://fnn.fujitv.co.jp/headlines/CONN00108083.html