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2007年04月01日(日) 00時19分

日韓外相会談 宋外交通商相、慰安婦問題で「誤った言動見られる」と安倍首相らを批判フジTV

韓国の済州(チェジュ)島で31日、日韓外相会談が行われ、宋旻淳(ソン・ミンスン)外交通商相は、慰安婦問題について「日本国内で誤った言動が見られる」と述べ、安倍首相などの発言を批判した。
ネクタイを外して話し合った日韓の外相だが、慰安婦や歴史問題をめぐっては冒頭から、韓国側が、日本に説明を求める場面が見られた。
麻生外相は「歴史の話は歴史の話。政治の話をきちんと、前向きな話をしていかなくてはいかんと。きちんと歴史と政治は、整理して考えないといかんものじゃないですか」と述べた。
宋外相は「(従軍慰安婦問題に対しては)日本の責任ある指導者たちが、誤った発言をしているのに遺憾の意を表した」と述べた。
宋外相は、会議の冒頭で「歴史認識の問題で、日韓関係は前に進みにくくなった」と述べたのに続き、従軍慰安婦問題では、安倍首相や閣僚らの発言をあらためて批判した。
これに対し麻生外相は、日本が謝罪を表明したいわゆる「河野談話」の継承を伝え、日本政府の立場に変化がないことを強調した。
北朝鮮情勢では、拉致問題の解決が6カ国協議進展のためにも重要との認識で一致し、韓国側は、日本の立場に理解を示した。
しかし、教科書検定や靖国など歴史問題での議論は進展がなく、平行線のままとなっている。
highlow highlow 2007/04/01 00:19

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