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2007年03月31日(土) 14時41分

重さ190キロの鋼鉄の棒倒れ、作業員死亡 名古屋朝日新聞

 30日午後6時半ごろ、名古屋市港区竜宮町、「大同アミスター」名古屋熱処理センター(石川坂一センター長)から男性社員が鋼鉄の棒の下敷きになって倒れていると119番通報があった。

 倒れていたのは愛知県東海市名和町、同社員江口裕治さん(38)で、全身を圧迫され、搬送先の病院で2時間後に死亡した。同社は大同特殊鋼の子会社。センターでは鋼材を焼き直すなどして硬度を高める加工を行っている。

 同社によると、午後6時すぎ、江口さんが長さ2.3メートル、直径12センチ、重さ190キロの鋼鉄製の棒2本の下敷きになっているのを同僚が見つけた。熱処理前の鋼鉄の棒で、鉄製のかごに入れて工場の隅に立てて置いていたが、かごごと倒れていたという。江口さんは残業中だった。港署が鋼鉄の棒が倒れた原因などを調べている。

http://www.asahi.com/national/update/0331/NGY200703310003.html