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2007年03月31日(土) 01時56分

2008年から使われる高校2〜3年の教科書検定終了 「沖縄戦集団自決」の軍関与に検定意見フジTV

2008年春から使われる高校2年生から3年生の教科書の検定が終わった。
日本史の教科書では、日本軍の強制によって沖縄戦の集団自決が起こったとする記述について、従来の方針が見直され、検定意見がついた。
今回、検定に合格したのは、出版社33社、222点、231冊の教科書。
指導要領を超える「発展的内容」のページが、化学や生物などの教科書で、およそ2%多く盛り込まれたことなどから、ほとんどの教科書でページ数が増えている。
2007年度から検定意見に方針転換が見られたのは、日本史の「沖縄戦集団自決」の記述で、沖縄戦集団自決は、日本軍の命令や強制によって起きたとのこれまでの記述について、2005年8月の裁判で、元少佐がこれを否定する意見陳述を行ったことなどを受け、日本軍の関与の記述を外すよう求める検定意見がついた。
また、拉致問題については、数人の拉致被害者とその家族が帰国し、「ほかの拉致被害者たちの早期帰国」が求められていることを明確に記述するよう意見がついた。
そのほか、音楽の教科書には、SMAPの「Triangle(トライアングル)」や森山 直太朗さん(30)の「さくら(独唱)」が登場している。
検定を終えた教科書は今後、採択が行われ、2008年春から使用される。
highlow highlow 2007/03/31 01:56

http://fnn.fujitv.co.jp/headlines/CONN00108033.html