米韓ＦＴＡ交渉、３１日朝の期限を２日未明まで延長（朝日新聞）

2007年03月31日(土) 12時17分

　韓国外交通商省は３１日、同日午前７時を期限にソウルで進めていた米国との自由貿易協定（ＦＴＡ）交渉を４月２日午前１時まで延長し、交渉を続けることを明らかにした。

　両国は、米大統領が議会から得た貿易促進権限（ＴＰＡ）の期限に間に合うように、３１日朝を交渉期限としてきたが、米国側で政府と議会が協議した結果、延長が決まったという。

　３１日未明までの交渉では、争点のコメや牛肉を含む農産物、自動車などをめぐる応酬が続いた。韓国側は、米国が求めるコメの関税化や牛肉関税の引き下げで譲らず、米国側は現在は禁止となっている骨付き牛肉の輸入再開や自動車税制の改正を強く迫り、双方が折り合わなかった模様だ。