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2007年03月31日(土) 00時00分

雇用・格差…軸に舌戦 統一選スタート朝日新聞

■43議席を64人争う

 県内の統一地方選の口火を切る県議選が30日告示された。前回から3減の定数48に対し、立候補を届け出たのは戦後最少の69人。選挙区数は今回、区割り変更で1増の16となったが、黒石市区(定数1)、平川市区(同2)、東津軽郡区(同1)、西津軽郡区(同1)の4区で無投票となり、自民党現職5人が当選を決めた。低迷する雇用、医師不足、大都市との格差などを主なテーマに、残り43議席をめぐって64人が舌戦を展開する。投票は4月8日で即日開票される。

 今回の県議選は、6月の知事選、7月の参院選の行方を占う選挙となる。34人の公認・推薦候補者を抱え、再選を目指す三村知事を推す自民党が過半数を維持するのか、それとも14人の公認・推薦候補者を擁立した民主党が党勢を拡大し、まだ候補者を決めていない知事選に弾みをつけることができるのかが焦点の一つとなっている。

 今回立候補したのは、過去最少だった95年と03年選挙の72人をさらに下回る69人。内訳は現職40人、元職2人、新顔27人。女性候補は4人。

 政党の公認候補は自民党30人、民主党10人、公明党2人、共産党3人、社民党2人。国民新党が民主党公認候補3人を推薦している。

 無所属候補は22人で、自民党と民主党がそれぞれ4人を推薦。社民党は3人(民主推薦候補と重複)、国民新党は1人(同)を推薦した。無所属では14人が政党の推薦を受けないで立候補した。

 5人の無投票当選者のうち、黒石市区の自民党現職高樋憲氏(48)は2回連続となった。

http://mytown.asahi.com/aomori/news.php?k_id=02000000703310004