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2007年03月31日(土) 00時00分

無投票、府議選で12選挙区朝日新聞

 府議選(定数112)、大阪市議選(同89)、堺市議選(同52)が30日告示され、午後5時に立候補の届け出が締め切られた。候補者数はそれぞれ、府議選187人、大阪市議選132人、堺市議選76人。府議選は12選挙区、計15人が無投票当選し、同選挙では過去最多となった。大阪市議選でも此花区選挙区で3人が無投票当選を決めた。無投票以外は、4月8日に投票、即日開票される。

 ■府議選

 無投票当選を含む党派別の内訳は、自民50人、民主26人、公明23人、共産45人、社民1人、無所属42人。

 無投票になったのは、都島区、西区、浪速区、泉大津市・泉北郡、貝塚市、泉佐野市、河内長野市、四條畷市、交野市、阪南市、泉南郡の各選挙区(いずれも定数1)と、吹田市選挙区(定数4)。これまで最多だった67年と95年の7選挙区を大きく上回った。

 無投票で当選が決まる選挙区が激増した背景には、共産が候補者を絞り込む一方、二大政党の一角である民主が1人区を中心に擁立を見送ったことが大きい。

 共産は99年に全選挙区で候補者を擁立し、前回も58選挙区のうち52選挙区で計54人を立てた。しかし、今回は62選挙区のうち擁立したのは44で、候補者数も計45人に絞った。一方、民主は公認候補を前回より8人増やしたが、1人区の33選挙区のうち、擁立したのは5選挙区にとどまった。

 ■大阪市議選

 無投票当選を含む党派別の内訳は、自民36人、民主24人、公明20人、共産25人、国民新1人、諸派1人、無所属25人だった。

 無投票当選は、95年の淀川、東住吉両区以来12年ぶり。一方、生野区(定数5)と平野区(同6)には各10人が立候補し、激戦となった。

 ■堺市議選

 昨年4月に政令指定市に移行し、初めて前半戦で実施される。今回から7選挙区に分区。選挙区別では、堺区(定数9)で11人、中区(同8)で10人、東区(同5)で7人、西区(同8)で14人、南区(同10)で14人、北区(同9)で12人、美原区(同3)で8人——が、それぞれ立候補した。

 党派別では、自民15人、民主11人、公明13人、共産10人、女性の政策団体・無所属ウィンネット5人、無所属22人だった。

http://mytown.asahi.com/osaka/news.php?k_id=28000000703310001