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2007年03月31日(土) 00時00分

県議選告示 63議席に96人朝日新聞

 統一地方選前半戦は30日、県議選(定数66)と広島市議選(同55)が告示された。県議選には、市町村合併で10減った23選挙区(定数も4減)に、前回より7人多い99人が立候補した。3選挙区の3人が無投票当選となったが、前回の15区17人から大幅減となった。県議会が藤田雄山知事に2度の辞職を勧告する背景となった知事後援会による政治資金規正法違反事件などを争点に、投開票日の4月8日に向けて、選挙戦がスタートを切った。(福家 司)

 選挙戦では、知事に対する辞職勧告決議に賛成した最大会派の自民党議員会を中心とする反知事派と、反対した自民党刷新会などの知事派が、多くの選挙区でぶつかり合う。一方の現職しかいない選挙区に、対立会派に近い新顔が挑むケースも目立つ。

 現職同士が激突する庄原市、それぞれ20年ぶり、12年ぶりの選挙戦となる山県郡、竹原市・豊田郡(前回は竹原市)などの1人区で、反知事派、知事派の候補が競う激戦となっている。福山市(定数11)、呉市(同6)、三原市・世羅郡(同3)、廿日市市(同2)などは合併で選挙区が大きくなった要因も加わり、混戦模様だ。

 党派別では、自民の公認が前回より2人減の42人、推薦は庄原市の現職2人を含む6人。民主は過去最多の5人を公認し、推薦6人、県連支持1人。公明は前回と同じ6人、共産は1人減の5人を公認している。社民、国民新、新社会は公認は立てず、4人、4人、2人を推薦した。

 女性は前回比3人減の8人、30歳代以下は同比6人増の10人となった。

http://mytown.asahi.com/hiroshima/news.php?k_id=35000000703300001