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2007年03月30日(金) 08時33分

労災認定受けた小児科医の遺族が勤務先の病院側相手取った損賠訴訟で遺族側の請求棄却フジTV

うつ病が原因で飛び降り自殺をし、労災認定を受けた小児科医の遺族が、勤務先の病院側を相手取り損害賠償を求めていた裁判で、東京地方裁判所は、遺族側の訴えを退ける判決を言い渡した。
この裁判は、1999年、都内の病院の小児科に勤務していた中原利郎医師(当時44)が飛び降り自殺をしたのは、過酷な勤務などにより、うつ病が発症したのが原因だとして、遺族が、病院側に損害賠償を求めているもの。
中原医師をめぐっては、自殺直前には月に8回、宿直勤務についていたほか、30時間前後の連続勤務が常態化していたということで、東京地裁が3月、労災を認める判決を言い渡していた。
病院を相手にした今回の裁判は、東京地裁の別の裁判官が担当したが、29日の判決では、「中原医師の勤務状態は、過酷なものとは言えず、うつ病が発症した原因とは認められない」と判断して、遺族側の訴えを退けた。
highlow highlow 2007/03/30 08:33

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