無店舗型風俗業（通称デリバリーヘルス）を経営し、１８歳未満の少女を働かせたとして児童福祉法違反の罪に問われた福井県あわら市の元郵便局長の男の被告（４９）と、福井市のリサイクルショップ経営の男の被告（４９）の判決公判が３０日福井家裁で開かれ、池上尚子裁判官は元郵便局長の被告に懲役１年、執行猶予３年（求刑懲役１年）、リサイクルショップ経営の被告に懲役１年６月、保護観察付き執行猶予４年（求刑懲役１年６月）を言い渡した。
判決によると、両被告はデリバリーヘルスを共同で経営、昨年４月、県内の少女＝当時（１７）＝を福井市内のホテルに派遣し、男性客にわいせつな行為をさせた。
判決理由で池上裁判官は「特定郵便局長としての社会的地位にありながら、デリヘル経営に関与した責任は重い」と述べた。元郵便局長の被告は起訴後、懲戒免職になっている。
ZAKZAK 2007/03/30