記事登録
2007年03月30日(金) 00時00分

酒抜き国王誕生日にキレた外国人、不敬罪で禁固10年ZAKZAK

 タイ北部チェンマイの裁判所は29日、プミポン国王の肖像画に黒色のスプレーを吹き付けたとして不敬罪に問われたスイス人の男(57)に、禁固10年の実刑判決を言い渡した。タイ刑法の規定では、王室を中傷、侮辱した者は最高で禁固15年の刑が科される。

 男はチェンマイ在住で、国王誕生日に当たる昨年12月5日、屋外に飾られた国王の肖像画4枚にスプレーを吹き付け、計5回の不敬行為を犯したとされる。公判で罪を認め、1回につき15年、合計で禁固75年が科される可能性があった。1カ月以内に控訴できるという。

 地元警察によると、男は国王誕生日のため商店が酒類を販売しないことに腹を立て、スプレーを吹き付けたという。不敬罪で有罪判決を受けても、その後減刑されることが多い。(共同)

ZAKZAK 2007/03/30

http://www.zakzak.co.jp/top/2007_03/t2007033030.html