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2007年03月30日(金) 15時35分

日産自がマーチなど101万台のリコール届け出、対策費約30億円ロイター

 [東京 30日 ロイター] 日産自動車<7201.T>は30日、小型車「マーチ」など2車種・101万0843台のリコールを国土交通省に届け出た。対策費用は約30億円。製造期間が1991年12月—2000年8月の車両が対象となる。ガソリンタンクの固定方法が不適切なため、タンクに亀裂が生じて燃料がにじみ出るおそれがある。事故の報告はないという。
 日産自によれば、リコール対象となる約101万台のうち40万台程度はすでに廃車処理されており、実質的には60万台程度の改善措置にとどまる見込み。
 輸出車両は約4000台。
 また日産自は同日、1999年8月—2001年6月製造のミニバン「エルグランド」といすゞ自動車 <7202> にOEM(相手先ブランドによる生産)供給した「フィリー」の2車種・2万2646台のリコールも国土交通省に届け出た。駐車用ブレーキケーブルなどの組みつけが不適切なため磨耗し、ブレーキが効かなくなるおそれがある。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20070330-00000368-reu-bus_all