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2007年03月30日(金) 19時35分

女流棋士、3分の2が連盟残留要望 独立問題朝日新聞

 日本将棋連盟に所属する女流棋士の独立問題で、将棋連盟の西村一義専務理事らは30日、55人の女流棋士に「独立か残留か」の意向を確認した調査の結果、連盟に残りたいとする棋士がほぼ3分の2の36人だったと発表した。

 女流棋士会の独立は将棋連盟幹部からの打診もあって動きだし、昨年12月に同会は賛成44、反対1、棄権8の賛成多数で新法人設立準備委員会の設置を可決。準備委は早ければ今年4月の独立を目指して話し合いなどを進めていた。

 公表された結果について、準備委は「スポンサーや女流棋士同士の話し合いを進めている段階で実質的な線引きをされたのは残念。残留届を出された方からも『連盟の応援があれば独立したい』という意見が多く出ている」などとするコメントを出した。

 将棋連盟の理事会側は今月初旬から意向調査を始め、「女流に残留派が増えてきた。その権利を守りたい」などと説明したが、準備委は「分裂をあおる踏み絵だ」と反発していた。

http://www.asahi.com/culture/update/0330/017.html