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2007年03月30日(金) 08時00分

松井秀それでも僕はエラーしていない…今季初失策に無罪主張サンケイスポーツ

 【タンパ(米フロリダ州)28日(日本時間29日)】ヤンキース・松井秀喜外野手(32)はアストロズ戦に「6番・左翼」で先発出場し、2打数1安打。二回の守備で記録された自身今季初失策に対し、“無罪”を主張した。井川慶投手(27)は、データを重視せず、メジャーの強打者を“無視”して開幕に臨むことを明かした。

 本拠地レジェンズフィールドの客席からため息が漏れた。スコアボードには失策を表す『E』の文字。まったく身に覚えのない?松井秀は、左翼で苦笑いを浮かべた。

 「ボールに触っていないのにエラーが記録されたのは野球をやっていて初めてですよ。スコアボードにEマークが点灯していて、あれ、だれかエラーしたかな?と一瞬、考えて…。ひょっとしておれなの、って」

 試合後、必死に“無罪”を主張したのは二回の守備。二死一塁でア軍のオーランド・パルメイロ外野手(38)の打球が左翼線を破った。打球は三塁側のファウルゾーンにあるブルペンのサクに転がって当たり、松井秀はボールには触れなかったが結果的に後逸する形となり、一走は本塁を駆け抜けた。今春のオープン戦自身初の失策が記録された。

 大リーグのオープン戦では、ホームチームの広報部員が記録員を務める。失策はすべて記録員の判断に委ねられるだけに「ウチの広報に抗議します」とゴジラは不満顔。オープン戦、しかも身内が下した判定とあっては、水に流すしかない?

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20070330-00000035-sanspo-spo