2007年03月30日(金) 23時31分

部下の一刺し、司法長官の関与証言　米、検事解雇疑惑（朝日新聞）

　「司法長官が『議論に関与していない』と発言したのは不正確だ」。米連邦検事８人の解雇疑惑で、ゴンザレス司法長官の首席補佐官を１２日に辞任したサンプソン氏が２９日、上院司法委員会で証言し、かつての上司である長官の記者会見での釈明を真っ向から否定した。野党・民主党による長官の辞任要求が力を増しており、今後、進退問題に発展する可能性が強まってきた。

　ゴンザレス長官は１３日の会見で、この問題での議論への関与を否定した。だが、サンプソン氏は「私は（昨年）１１月７日の会合に長官が出席し、検事の解雇について議論したのを覚えている」と断言。解雇を決定したのは、１月に辞任したホワイトハウスのマイヤーズ前法律顧問と長官だと言い切った。

http://www.asahi.com/international/update/0330/014.html