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2007年03月30日(金) 00時00分

県議選きょう告示 候補者数、過去最少か朝日新聞

 県内の統一地方選の最初の選挙となる県議選(定数48)は30日告示され、同日午前8時半から午後5時にかけて、県内16カ所で立候補の届け出を受け付ける。29日までに16選挙区で計69人が立候補を表明している。6月の知事選、7月の参院選の行方を占う選挙で、4月8日の投票日に向けて激しい戦いが展開されそうだ。
 候補者数は87年選挙から5回連続で70人台が続き、前回と95年の選挙が過去最少の72人。今回、69人のままであれば、それをさらに下回ることになる。
 69人の内訳をみると、新旧別では現職40人、元職2人、新顔27人。最年少は31歳の新顔、最高齢は76歳の現職。
 性別でみると男性65人、女性4人。女性は前々回99年選挙では3人が当選したが、前回03年選挙では1人だけ。今回は自民、民主、共産の3党がそれぞれ女性1人を公認し、無所属でも1人が立候補を表明。女性の複数議席が復活するかも注目される。
 政党の公認を受けた立候補予定者は、自民党30人、民主党10人、公明党2人、共産党3人、社民党2人。民主党公認の3人に対しては国民新党が推薦を決めている。
 無所属は22人で、このうち自民党と民主党がそれぞれ4人、社民党が3人(いずれも民主推薦と重複)、国民新党が1人(同)を推薦している。政党の推薦を受けない立候補予定者は14人。
 全国で候補者を増やす方針の民主党は、前回の公認ゼロから今回は公認、推薦合わせて計14人を擁立。国政レベルでの自民、民主の二大政党が16選挙区中12選挙区で争う見通しとなっている。
 無投票になりそうなのは黒石市区(定数1)、平川市区(同2)、東津軽郡区(同1)、西津軽郡区(同1)の計4区。いずれも自民現職だけが立候補を表明している。特に黒石市区は2回連続となりそうだ。
 県選管によると、29日現在の有権者数は118万5481人で、前回03年県議選の告示日前日を1万102人下回った。
 県議選は統一地方選の前半戦として行われる。後半戦は八戸、弘前、黒石の3市議選のほか3町村長選、16町村議選(1補選含む)が4月22日に投開票される。

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