県政に「満足」は３割、「不満足」は５割超——。県が実施した県政に対する「県民満足度調査」の速報値で、そんな結果が出た。県政全般に「満足している」「まあ満足している」と答えた合計は３０・７％。「あまり満足していない」「満足していない」の合計（５４・１％）を大幅に下回った。３０日告示の県議選で、県民はどんな判断を下すか。
「県民満足度調査」は０２年に続き２回目。県の中期総合計画策定に生かすために２月、選挙人名簿から無作為抽出した２０歳以上の男女５５００人に郵送で実施。２６６５人から有効回答（４８・５％）があった。
県の施策の中で不満に感じている分野（複数回答可）を挙げてもらったところ、「行政改革の推進」が不満と答えた人が１３・４％で最も多く、「財政の健全化」１３・３％、「安心して暮らせるための医療の確保」１３・１％と続いた。
逆に、各分野の「満足度」では、「消防・防災体制の充実・強化」が４７・５％（「満足している」「まあ満足している」の合計）、「文化財などの保護・継承・活用」４２％（同）、「食品などの安全確保」４２・８％（同）などだった。
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