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2007年03月30日(金) 00時00分

鳥取県、ローソンと協定朝日新聞

■災害時、生活物資を迅速調達へ■

 災害時に効率よく物資を調達するため、県は29日、コンビニエンスストア「ローソン」(本社・東京都品川区)と生活物資の調達についての協定を結んだ。県や市町村が求める食料品などを、ローソンが県内外の工場や店舗から素早く集めて供給し、県民に配ることができるという。

 この日、県生活環境部の石田耕太郎部長とローソンの草野淳・中四国支社長が協定書を取り交わした。ローソンは災害発生時、おにぎりや水、下着、ウエットティッシュなどを調達、運搬する。

 県はスーパーマーケットや農協など52団体と災害協定を結んでいるが、「県民の身近にあり、素早い対応を期待できる」として今回初めてコンビニと締結した。

 すでに19都道府県、11団体と協定を結んでいるローソンは、石川県と災害協定を結んでいないため、今月発生した能登半島地震では「緊急対策」として物資を運んでいるという。草野支社長は「協定を結ぶことで行政との情報共有がうまく進む。特に災害直後に迅速な動きをするために重要だ」と話した。

http://mytown.asahi.com/tottori/news.php?k_id=32000000703300002