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2007年03月30日(金) 00時00分

選管も準備整う/07統一地方選朝日新聞

■県議選30日スタート

 統一地方選の前半戦となる県議選(定数56)が30日、告示される。各選挙区の立候補を受け付ける15市の選管と美作県民局では29日、リハーサルをして受け付け準備を整えた。立候補の届け出は30日午前8時半から午後5時まで受け付けられる。投票は4月8日で、即日開票される。

 74人が立候補の準備を進めている。政党別では、自民が32人を公認し、7人を推薦。高梁市区を除く全選挙区で公認候補を立てる。民主は新顔5人を公認。津山市・苫田郡区(定数4)と備前市・和気郡区(定数2)では初の公認候補を擁立、議席増を狙う。公明は現職5人、共産は現職3人をそれぞれ公認し、現有議席の確保を目指す。社民は岡山市第2区(定数7)に立候補予定の元職を支持。無所属候補は29人になる見込みで、このうち政党の推薦・支持を受けないのは21人。

 また、女性の立候補予定者は現職2人、新顔4人の計6人になる見込みだ。

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 30日の県議選の告示を前に、県内の自民、民主、公明、共産、社民の各党代表が談話を発表した。

■全員当選めざし全力で戦い抜く/自民党県連・森正人幹事長

 今後4年間の県政の方向性を決める極めて重要な選挙。わが党は18選挙区すべてに公認・推薦候補者を擁立し、県民の負託に応えうる安定した政治基盤を確立すべく、全員の当選をめざして全力で戦い抜く。

■幅広い県民層の期待受け止める/民主党県連・津村啓介代表

 県北初の議席も視野に入れ、新人5人を擁立。友好議員も含め全員の上位当選をめざす。二大政党制の前提は地方政治の安定だ。保守から革新まで幅広い県民層の期待を受け止め、参院選につなげたい。

■県議選に勝利し後半戦につなぐ/公明党県本部・景山貢明代表 

 少子化や高齢化対策などの諸施策の充実が最重要だ。景気回復をどのように家計や中小企業に波及させるかが大切だ。県議選に勝利し、市議選などの後半戦につなぐ。それなくして参院選の勝利はありえない。

■「逆立ち」政治の転換を呼びかけ/共産党県委員会・石井ひとみ委員長

 自民・公明政権の相次ぐ負担増と雇用のルール破壊で、国民の命と暮らしがこれほど深刻な時はない。福祉・暮らし切り捨て、無駄な大型公共工事優先の「逆立ち」政治の転換を呼びかける。

■生活と福祉向上目標に必勝期す/社民党県連合・渡辺慎一代表

 統一地方選と参院選は、安倍内閣が憲法を改悪しようともくろむ前哨戦。私たちは必ず勝利しなければならない。地域住民の生活と福祉を守り、向上させることを第一の目標とし、全党一致して必勝を期す。

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■主張など理解し積極的に投票を/県選菅委員長が談話

 県選管の水川武司委員長は県議選の告示にあたり、「近年の投票率の低下傾向は、民主主義の基本的権利である選挙権の放棄で、極めて憂慮される。有権者の皆様は選挙の重要性を十分認識し、各候補者の政見や主張を理解した上で、積極的に投票に参加していただきたい。候補者や選挙運動関係者、各政党関係者は選挙のルールに従い、公正な選挙運動を展開してください」などとする談話を発表した。

http://mytown.asahi.com/okayama/news.php?k_id=34000000703300001