記事登録
2007年03月30日(金) 00時00分

県の未来かけ論戦朝日新聞

 ◇県議選きょう告示

  裏金問題も影を落とす

 県議選が30日、告示される。46議席に対し、これまで73人が立候補を表明。県庁の裏金づくりをチェックできなかった議会の監視機能が問われるなかでの選挙に挑む。議員に支給される政務調査費のあり方や低迷する県経済の浮揚策、格差の是正など、さまざまな課題をめぐって、論戦が繰り広げられそうだ。
 立候補の届け出は30日午前8時半から午後5時まで、県選管や各市町選管などで。各陣営は午前9時ごろから、街頭や選挙事務所で第一声を上げる予定だ。
 県選管が29日に発表した県内の有権者数は119万8005人で、前回選挙(03年)より3292人減。減少率が最も大きかったのは、小値賀町(6・75%)。新上五島町(4・78%)や対馬市(4・08%)など離島での減少が目立つ。
 一方、増加率は時津町の5・40%が最大で、以下は大村市(5・25%)、長与町(2・21%)の順。県内23市町のうち増加したのは8市町だけで、長崎、佐世保両市も減少した。
 投票は4月8日で、即日開票される。期日前投票は31日から4月7日まで。

 『身近な政治に貴重な一票を』 県選管委員長談話

 県選管の村木文郎委員長は「身近な地方政治に対して意思を表明する重要な機会。義理や人情などにとらわれることなく、自由な意思で貴重な一票を投ぜられるよう切望します。候補者、選挙運動員には、公職選挙法のルールを厳格に守って、きれいな選挙運動を展開されるよう要望します」と談話を発表した。

http://mytown.asahi.com/nagasaki/news.php?k_id=43000000703300002