記事登録
2007年03月30日(金) 00時00分

ゴア前米副大統領の温暖化防止ライブ、会場決まらず朝日新聞

 3月28日、地球温暖化防止を呼び掛けるロックコンサートを連邦議会議事堂の敷地で開催しようとしたゴア前米副大統領(写真)のプランは、一部の共和党員の反対に遭い、暗礁に乗り上げた。21日撮影(2007年 ロイター/Jim Young)

 [ワシントン 28日 ロイター] 地球温暖化防止を呼び掛けるロックコンサートを連邦議会議事堂の敷地で開催しようとしたアル・ゴア前米副大統領のプランは、一部の共和党員の反対に遭い、暗礁に乗り上げた。

 ゴア氏らが呼びかけた、地球温暖化問題の関心を高めるためのコンサート「ライブ・アース」は、ことし7月7日にシドニー、日本、南極大陸など世界各地で開催される予定。

 前副大統領は当初、ワシントンでの会場として市中心部のナショナル・モールという広場を希望していたが、同所ではその日すでに別のイベントの開催が決まっていたため、代わりに連邦議会議事堂の西側の芝生を選んで議会の協力を求めた。しかし、多数党院内総務を務めるハリー・リード上院議員(民主党)らが上院に提出した、議事堂の前庭をイベント会場に提供するための決議案は、一部の共和党員の反対に遭い、現在保留となっている。

 この事態を受け、同コンサートの主催者はワシントン以外から開催都市を募ることとした。イベントの相談役を務めるチャド・グリフィン氏は「首都での開催がかなわないのは米国民にとって残念だが、たとえ別の都市でであってもショーは開かなくてはならない」とコメント。

http://www.asahi.com/culture/enews/RTR200703300111.html