記事登録
2007年03月30日(金) 11時47分

海自情報、護衛艦乗組員が持ち出し 神奈川県警が捜査朝日新聞

 海上自衛隊第1護衛隊群(神奈川県横須賀市)の護衛艦「しらね」の乗組員が、防衛省が秘密扱いにしている護衛艦のレーダーのデータなどを記録したフロッピーディスクを自宅に持ち出していたことがわかった。県警は情報が外部に漏れた疑いもあるとみて、自衛隊法違反容疑などを視野に調べている。

 県警は今年1月に入管難民法違反の疑いで乗組員の中国籍の妻を逮捕。自宅を家宅捜索した際、フロッピーディスクを押収したという。

 海自では06年2月、佐世保基地の護衛艦乗組員の隊員が「秘」指定の情報をファイル交換ソフトを入れた私物パソコンに保存。このパソコンがウイルスに感染し、秘情報がネット上に流出する事件が発覚。同8月には、海自上対馬警備所に勤務していた隊員が「注意扱い」の内部資料をCDに複製し、隊舎に持ち帰っていたことが発覚している。

http://www.asahi.com/national/update/0330/TKY200703290345.html