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2007年03月30日(金) 22時53分

道府県議選、計3773人立候補 無投票は3ポイント減朝日新聞

 30日に告示された44道府県議選と15政令指定市議選は同日夕、立候補の届け出が締め切られた。道府県議選には総定数2544に計3773人が立候補した。うち無投票当選は416人。総定数に占める割合は16.4%で、前回より約3ポイント減った。

 無投票当選の状況を地域別にみると、知事と議会の関係などによって変化が生まれている。山梨県議選では、1月の知事選で初当選した知事派が、敵対した自民系現職候補を標的に「刺客」候補を次々に擁立した影響もあり、前回2割近くあった無投票当選率が今回ゼロに。一方、衆参両院の選挙区選出議員を自民党で占め、民主党の勢力が弱い和歌山県は今回36.96%と、最も無投票当選率が高かった。

 候補者の平均年齢は54.5歳で、40歳未満の割合は前回より2ポイント増えて10.5%。政党別では、自民党は32人減って1465人だったが、民主党は前回より8割、213人増やし、476人となった。女性は367人で、ほぼ前回並みに全体の9.7%を占めた。

 指定市議選では、総定数983に対し1378人が立候補し、13人が無投票当選を決めた。女性は全体の18.1%で、ほぼ前回並みだった。

http://www.asahi.com/politics/update/0330/015.html