映像では、英軍の男性兵士2人と女性兵士1人が座り、うち男性1人が「許可なしに(イラン領に)侵入してしまった。友好的な扱いを受け、全く危害はない。04年にも侵入事件があり、我々の政府は謝罪している。改めて謝罪したい」と語った。同テレビは28日にも、英兵の1人がイラン領への侵入を認める映像を伝えた。
この事件で、英国政府は兵士らのイラン領侵入を否定。28日に放送された映像も「発言を強制された疑いがある」としている。
在英イラン大使館は30日、拘束中の女性兵士フェイ・ターニーさんが書いたとする書簡を公表した。ロイター通信によると、書簡は米英政府のイラク政策を批判する内容で、イラン保守強硬派の主張に沿っている。ターニーさんのものとされる書簡をイラン側が公表するのは3回目。