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2007年03月30日(金) 22時49分

イランTV、拘束英兵の新たな映像放送 不法侵入認める朝日新聞

 イラン国営のアラビア語衛星テレビ局アルアラムは30日、イランが拘束した英軍兵士の新たな映像を放送した。また、イランのファルス通信は30日、アフマディネジャド大統領が「英国政府は英軍のイラン領不法侵入を謝罪するべきだ」と語ったと伝えた。

 映像では、英軍の男性兵士2人と女性兵士1人が座り、うち男性1人が「許可なしに(イラン領に)侵入してしまった。友好的な扱いを受け、全く危害はない。04年にも侵入事件があり、我々の政府は謝罪している。改めて謝罪したい」と語った。同テレビは28日にも、英兵の1人がイラン領への侵入を認める映像を伝えた。

 この事件で、英国政府は兵士らのイラン領侵入を否定。28日に放送された映像も「発言を強制された疑いがある」としている。

 在英イラン大使館は30日、拘束中の女性兵士フェイ・ターニーさんが書いたとする書簡を公表した。ロイター通信によると、書簡は米英政府のイラク政策を批判する内容で、イラン保守強硬派の主張に沿っている。ターニーさんのものとされる書簡をイラン側が公表するのは3回目。

http://www.asahi.com/international/update/0330/013.html