記事登録
2007年03月30日(金) 17時51分

拘束英兵、再び手紙 イランが公表、英は「強要」の見方朝日新聞

 駐英イラン大使館は29日、PA通信など英メディアに対し、イラン当局に拘束されている英兵15人のうち唯一の女性兵士、フェイ・ターニーさん(26)が、英下院にあてたとされる27日付の手紙を公表した。「イラクから我々の部隊を撤退させ始めるべき時期ではないか」と書かれ、英軍の早期撤退を求める内容だった。ベケット英外相はターニーさんがイラン側に強要されたとの見方を示し、「非道で残忍だ」と厳しく非難した。

 ターニーさんの手紙が公表されるのは、28日に次いで2通目。PA通信によると、イラク駐留英軍撤退とともに、1通目と同じく「不幸にも任務中にイラン水域に侵入した」と、拘束された責任が英軍側にあると認めているくだりがあった。

http://www.asahi.com/international/update/0330/010.html