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2007年03月30日(金) 17時50分

安保理、英兵拘束で「重大な懸念」と報道声明朝日新聞

 ペルシャ湾で英兵15人がイラン当局に拘束された事件を受け、国連安全保障理事会は29日、「イラン革命防衛隊による英兵の拘束と、イラン政府による拘束継続に重大な懸念を表明する」との報道声明を発表した。

 報道向けに議長が読み上げる報道声明は、安保理の対応としてはもっとも軽いものだが、同事件をめぐって国際社会が一致して態度を表明するのは初めて。これに対し、イラン代表部は「純然たる二国間問題で、安保理の権限外。国連憲章違反だ」と非難する報道文を出した。

 声明は、潘基文(パン・ギムン)国連事務総長が同日、イランのモッタキ外相との会談で問題の早期解決を求めたことに触れ、「15人の解放を含めた、こうした早期解決要請を支持する」とした。また、英兵と外交官との面会を許可するよう訴えた。

http://www.asahi.com/international/update/0330/009.html