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2007年03月30日(金) 22時20分

タミフル販売元から寄付金、厚労省研究班から3人外す読売新聞

 インフルエンザ治療薬「タミフル」と異常行動の関連について調べている厚生労働省研究班(主任研究者=横田俊平・横浜市立大教授)の研究者が、タミフル輸入販売元「中外製薬」から寄付金を受けていた問題で、厚労省は30日、横田教授ら3人の班員を研究班から外すと発表した。

 一方、寄付金の一部が研究班の研究費に充てられていたことも判明。研究者側は事前に、寄付金使用を厚労省側に相談していたという。

 同省によると、研究班は昨年夏、2006年度分の研究費が不足したことから、寄付金を受けることを計画。このことを同省担当者に相談した上で、研究班員の一人が所属する情報・システム研究機構統計数理研究所に中外製薬から計6000万円の寄付を受けた。昨年12月には、研究費の不足分を寄付金から補うことを同省側に告げた上で、今年1月、寄付金から627万円を使用したという。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20070330-00000313-yom-soci