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2007年03月29日(木) 00時00分

日本大使館員、プノンペンの北朝鮮酒場で呆れた行状ZAKZAK

「オッパイパブ」存在の証言も

 「日本大使館の方はよく来ます。毎週というわけではないが、月に数回、みなさん男性で3−4人グループです」と語るのはプノンペンの北朝鮮レストラン「平壌冷麺」の女性店員(20)。

 女性店員は約2年前から同店に勤務。英語教育が徹底していない北朝鮮国民にしては珍しく英語が堪能で、「大使館員」を名乗る日本人に何度も接客をした経験があると証言した。

 「平壌冷麺」は目抜き通りであるモニポン通り沿いに出店。色白、小顔で粒ぞろいの女性店員約10人が給仕を務めるほか、毎晩、歌謡ショーが行われる。ショーでは女性らが自ら楽器を演奏し、ポップな朝鮮歌謡と踊りを披露するがエロ関係は一切ない。

 この“美女軍団”目当てに、店には韓国人駐在員のほか、日本人駐在員も多数来店し、繁盛している。メニューの値段は米ドル決済で1品約10ドル前後と、1ドルもあれば腹いっぱい食べられる現地の食堂と比較すれば、かなりの高級店といえる。

 北は深刻な経済危機を背景に、3−4年前から外貨獲得を目的として“美女軍団”を世界各国に派遣。カンボジア国内には「平壌冷麺」を含めて少なくとも3店出店しているほか、タイやラオス、ベトナム、インドネシアにも同様のレストランを進出させ、巨額な外貨を本国へ送金させている。


レストランでも、美女軍団は健在=カンボジア・プノンペン(北朝鮮取材班撮影) 在カンボジア日本大使館では夕刊フジの取材に、「通常の食事へごくごくたまに行く程度。頻繁に行っているというわけではない」(総務参事官)と話すが、「ごくたまに」という頻度については具体的な明言を避けた。

 また、「北朝鮮関係との接触は本省が決めたガイドラインで、厳格に決まりがある。接触は本省の指示に従っている」と回答。「公式の会食、会合は日本料理店を使用するので北朝鮮の店は利用しない」というが、プライベートにしろ、北の懐に飛び込むのはいかがなものだろうか。

 こうした中、驚くべきことに“美女軍団”がカンボジアのフーゾク界にも進出しているという仰天情報も。同国への渡航経験の多い会社役員はこう語る。

 「去年の夏ごろ、現地の知り合いに『面白いところに連れて行く』といわれて行ったのが、北朝鮮の女性がいる店でした」

 店は市内の大通りから少し細い通りを入った目立たない場所にあり、看板には、漢字で「麗」と書かれていたほか、朝鮮語で何かが書かれていたという。

 「店内にはチマチョゴリを着たきれいな女性が6人ほどいて、私の席には3、4人が付き、残りの女性は別の中国人客についていた」(同)

 女性はなぜか片言の日本語が話せ、特に店のママと思える立場の女性は、日本語がかなりうまかったという。

 「しばらく女性と話していたら、突然、店内に音楽が流れて照明が暗くなったんですよ。すると女の子がチップを要求したので、渡すと、彼女たちは上半身だけ裸になって胸を触らせてくれたんです」

 つまり、日本のオッパイパブのようなサービスが展開されたというのだ。会社役員は1時間ほどで店を出たが、料金は3人で2万円弱。

 「日本とそんなに変わらなかったですね。現地の相場でいえば法外な値段でしょうけど」

 現地の知人はこの会社役員に対し、プノンペンにはそうした北朝鮮女性がいる店が何軒かあり、主な顧客は滞在している外国人だと説明。さらに驚くべきことに、「日本の大使館員が通っていて、それがなければつぶれそうな店もある」とまで話したというのだ。

 ただ、前出の日本大使館総務参事官は、こうした噂に対し、「そういう店の存在を聞いたことがあるという館員はいたが、出入りしている館員は確認できなかった」と完全に否定した。

 カンボジアと北は、かつてシアヌーク前国王が北に滞在し、今も王族の警備顧問を北の関係者が務めているとされ、親密な間柄で有名。現地関係者によると、「北から女性が多数働きに来ていて、有力者主催のパーティーに、そうした美人が多数コンパニオンのような形で呼ばれることもある」という。 

ZAKZAK 2007/03/29

http://www.zakzak.co.jp/top/2007_03/t2007032927.html