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2007年03月29日(木) 17時00分

さくら、遅れたけど笑顔満開…藍「テーマは我慢」夕刊フジ

 【ランチョミラージュ=櫃間訓】米女子ゴルフのメジャー初戦「クラフトナビスコ選手権」が30日、開幕する。遅れていた横峯さくらも29日早朝からコース入りし、日本勢4人はようやくスタンバイOK。大幅に距離延長された難コースを相手に、宮里藍は父の優氏から「そろそろ結果を出さないと」とハッパをかけられ、米ツアー初優勝を目指す。

 宮里は29日、プロアマ戦をプレーし、「ピン位置によっては、2打目が長く感じると思う。ラフからはパーが難しい」と、9ホールで計104ヤードも距離が延長された大会コース(計6673ヤード)の印象を話した。

 3年連続出場で「藍の技量でいくと難しいコース。発達段階がよく分かる大会」(優氏)と、勝手の分かったコースだが、今年は伸びた距離以上に難度が高まった。

 昨年より25ヤードも長くなった5番ショート(182ヤード)では、「ピンが奥だったら、5Wの距離なので、クラブセッティングが変わってくる。当日朝に風を見て、キャディーと相談して決めたい」(宮里)など、コース攻略の構想全体に影響を及ぼすほど、距離延長が効いているためだ。

 宮里が今大会でアンダーパーを記録したのは1回(06年第1日)だけ。父のハッパにも、「今週のテーマは我慢。ビッグスコアは期待できない。なるべく忍耐強くやりたい」と、冷静にイーブンを目標とした。

 一方、前日深夜にようやく英国から現地入りした横峯は、「朝5時起き!」でコース入りして、7時前から練習ラウンドを行い、ぶっつけ本番は何とか回避した。「移動中はずっと寝ていたから」と、疲れを感じさせず、午前中に大会コースを18ホール。午後からは隣のコースでプロアマ戦18ホールをプレーし、元気に笑顔を見せた。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20070329-00000010-ykf-spo