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2007年03月29日(木) 00時00分

三菱電、2年で調達コスト20%削減−製品を小型・軽量化朝日新聞

 三菱電機は28日、調達コストを09年3月期までに07年3月期比で20%削減すると発表した。原材料の高騰に対応して製品の小型軽量化を進めるとともに、調達先企業との共同開発を加速する。さらに海外調達の拡大などを推し進める。同社の07年3月期の調達費用は2兆2200億円。新製品の投入などで調達部品の付加価値が上がるため、2年間で4000億円程度の削減効果を見込んでいる。

 同社は07年3月期までの2年間で調達コストの20%削減を柱にした原価低減活動を展開。新たに展開する活動「CΣ21活動」は資材高騰が継続し、汎用品の低価格化が定着したことを受け、収益力の維持を狙う。

 活動に参加するのは三菱電機とグループ企業57社。調達素材の見直しを進めるとともに、調達先を拡大し、調達先企業間の競争を促す。

http://www.asahi.com/digital/nikkanko/NKK200703290015.html