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2007年03月29日(木) 01時00分

栃木リンチ殺人損害賠償訴訟 県の賠償額を1,100万円に減額する判決 東京高裁フジTV

栃木県で起きたリンチ殺人事件をめぐり、被害者の少年の遺族が、県を相手に損害賠償を求めていた裁判で、東京高裁は、およそ9,600万円を限度に支払いを命じた1審判決を変更し、県の賠償額を1,100万円に減額する判決を言い渡した。
この事件は1999年、栃木県の会社員・須藤正和さん(当時19)が、同僚ら少年グループから繰り返しリンチを受けた末に殺害されたもの。
須藤さんの父親らが、「捜査の怠慢があった」と主張して損害賠償を求める訴えを起こし、1審は、栃木県におよそ9,600万円を限度に支払いを命じていた。
28日の判決で東京高裁は、1審同様に警察が捜査を怠った過失を認定したが、「捜査をしても、殺害を阻止できたとまでは認められない。須藤さんが生存できた可能性は、30%程度にとどまる」などと判断して、賠償額を1,100万円に減額した。
highlow highlow 2007/03/29 01:00

http://fnn.fujitv.co.jp/headlines/CONN00107900.html