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2007年03月29日(木) 00時00分

あす告示 県議選73人が準備朝日新聞

 県議会議員選挙が30日、告示される。定数は前回03年より5減の46。一方、これまでに県選管などの事前審査を済ませたのは73人で、前回の候補者数と並んでいる。また、前回は5選挙区の8人が無投票で当選したが、今回は松浦市区の1人にとどまる公算が大きい。投開票は4月8日。

 ◇松浦市区 無投票か

 前回の統一選後、市町村合併に伴って、区割りが変更された。選挙区数は17で同じだが、定数は削減される。
 長崎市は7町を合併したが、定数は前回と同じ14。4町を合併した佐世保市も定数8のままだ。また、西彼杵郡は前回、第1、第2の2選挙区で定数は計6だったが、今回は西海市(定数1)と西彼杵郡区(同2)になっている。
 立候補を予定している73人のうち、現職は前回より3人少ない36人、元職は前回と同じ3人、新顔は34人。
 政党別では、自民29、民主8、公明3、社民2、共産3、無所属28。女性は現職1人と新顔3人が立候補する予定。現職の県議50人のうち14人は引退する。
 立候補の届け出は30日午前8時半から午後5時まで、県と13市の選管(雲仙市は吾妻町ふるさと会館)、新上五島町役場、県北振興局の計16カ所で受け付ける。

 ◇長崎市長選 山本市議が出馬表明

  長崎市議の山本誠一氏(71)が28日、同市長選に共産党公認で立候補することを表明した。
 山本氏は、市の裏金問題で、伊藤一長市長が職員に裏金の返還を求めなかったことを批判。「市民からの信頼を失墜させ、市政に汚点を残した。伊藤市政を継続させてはならない」と語った。
 また、現市政の「福祉や平和問題への取り組みは評価できる」としたうえで、「不足する保育所の整備や小中学校の少人数学級導入に力を入れる」と述べた。九州新幹線西九州ルートやダムの建設といった「大型公共事業からの脱却」も強調した。
 山本氏は市議7期目。今季限りでの引退を表明している。
 同市長選には現職の伊藤氏、長崎大非常勤講師の前川智子氏、主婦の前川悦子氏が立候補を表明している。

http://mytown.asahi.com/nagasaki/news.php?k_id=43000000703290002