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2007年03月29日(木) 23時27分

ミニロボット、つくばを走る 11月に大会朝日新聞

 手のひらほどの大きさのロボットが、人手を借りずに自走で迷路を抜ける早さを競う「全日本マイクロマウス大会」(ニューテクノロジー振興財団主催)が、次回から会場をつくば市に移すことが決まった。同大会はロボット大会の草分けの一つで、市は「つくばはロボット研究も盛んで、市内開催は技術者養成の意味でも意義がある」と歓迎。大会は11月16〜18日、つくば国際会議場などで行われる。
 この大会は80年に始まり、次回で28回目。つくば市内での開催は85年以来22年ぶり。これまでは首都圏を中心に実施され、例年約300チームが自作のロボットの性能を競う。ロボットは10センチ角の立方体くらいの大きさで、迷路を抜ける時間の短さで順位が決まる。
 次回からは新競技として、従来より大きい幼稚園児ほどの自走ロボットを使い、市内のペデストリアンデッキなどの歩道に設定する1キロ程度のコースを、いかに短時間で走り切るかを競うことも考えているという。東大生産技術研究所の橋本秀紀助教授は「人のいる公道をロボットが動くことは(ロボット技術の発展に)とても意義がある」と話している。

http://mytown.asahi.com/ibaraki/news.php?k_id=08000000703280007